厨房床材と排水設備 ― 衛生と安全を守るインフラ
公開日:2026/07/15 / 最終更新日:2026/06/17
厨房床は見えないインフラですが、衛生・安全・耐久性のすべてに直結する重要な設備です。床材の選定と排水設備の設計次第で、日々の清掃工数と労災リスクが大きく変わります。本記事では、厨房床材と排水設備のポイントを解説します。
1. 床材の種類
飲食店厨房では、防滑性・耐油性・耐熱性・耐薬品性を備えたエポキシ樹脂塗床、長尺シート、磁器タイルが主流です。湿式厨房(水を多く使う)と乾式厨房(水を控えめに)で、適切な床材は異なります。
2. 排水勾配と排水溝
厨房床は排水溝に向けて1/100〜1/200の勾配をつけるのが基本です。勾配が不足すると水溜まりができ、衛生悪化と転倒事故の原因になります。
3. グリストラップの容量と位置
グリストラップは厨房面積と排水量に応じた容量を選定し、清掃しやすい位置に設置します。地下埋設型と床上設置型がありますが、清掃頻度を考えると床上型のほうが運用しやすいケースもあります。
4. 床材の補修・張替えサイクル
長尺シートは5〜10年、エポキシ樹脂塗床は7〜15年が目安。傷んだ床は雑菌の温床になるため、定期的な点検と補修計画を立てましょう。
5. 滑り止めマットの活用
シンク周り・調理エリア前など、特に滑りやすい場所には防滑マットを敷くことで、転倒事故を予防できます。
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